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今月ご紹介するリフォーム事例は、60代のご夫婦が暮らす、木造築100年を数える古民家の全面リフォームです。

息子さんも30歳になり、子育てもすっかり落ち着いたご夫婦が、
「老後は、夫婦でゆったり暮らしたい」
「代々受け継いだ家を残したい」

と思われるようになり、今回リフォームのご相談を受けました。

お宅を拝見しながら、お話を伺うと、築100年ということで外壁や天井、床にも傷みがありました。床下や天井裏には隙間が開いている部分があり、そこから隙間風が入り、冬はとても冷えるそうです。

こうした不便さを感じていらっしゃるものの、お家にはとても思い入れがあるとのことでしたので、建て替えではなくリフォームを選択されました。
また、和室二間だけはそのまま残したいというご主人の気持ちも伺いましたので、その部分を活かせるリフォームを計画しました。

まずは壁や天井、床材を一度剥がし、家全体の構造材と、和室二間が残る状態にします。
そして、それぞれにしっかりと断熱材を入れて、夏は涼しく、冬は暖かい快適なお家に。
弊社ではこのように、天井、壁、床の断熱リフォームもできますので、冬にお部屋が暖まりにくい等のお悩みがあれば、ぜひご相談くださいね♪

基礎を快適に仕上げた後は、いよいよ内装です。
ご主人のご要望で残した二間の和室は、経年劣化のある畳や襖は新しいものに取り換え、痛みの少ない欄間や長押、柱はそのまま活用しました。
昔からある良い物はそのまま残すことで、長年愛用されてきた和室の雰囲気を損なうことなく、すっきりとキレイな和室に生まれ変わりました。

リビングダイニングは、現代的で使い勝手が良いようにリフォームしました。

純和風の空間と、現代的な空間を上手にミックスさせて、ご夫婦がより快適にお過ごしいただけるように工夫しています。

長年手が回らずに、お手入れができていなかったお庭は、ご夫婦が残したい松の木はそのままに、不要な物を廃棄し、すっきりと整えました。
屋根付きの洗濯スペースを増設し、人工芝を敷き、お孫さんが安全に遊べるリゾート感のある空間に生まれ変わりました。

築100年のお家でも、断熱材などを用いて年中心地よく、そして大黒柱や梁の痛みが少ない部分は残すなど、代々受け継いだ思い出はそのままに素敵な空間に生まれ変わりました。
こうした大規模リフォームも、イタヤリフォームにお任せください♪

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