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結婚後の住まいとして「実家」を選ぶ方もいらっしゃいます。
「住宅資金をしっかり貯めたい」「将来的な介護・子育てを見据えて」など、その事情はさまざま。
今回は、実家をリフォームして二世帯で暮らす際に気をつけたいポイントをまとめてみました。

◆一時的な同居なら、必要最小限のリフォームでも◎

まず、「貯蓄を優先するための同居」というケース。
同居期間が決まっているなら、あえて手を加えずにその分貯蓄し、そのままで住むのも一つの方法です。
ですが住宅が古くなっているなら、気になる箇所をこの機会にリフォームするのもアリ!
これまでの事例では、浴室、トイレ、キッチンなどの水回りをリフォームされる方もいらっしゃいました。ポイントは、広範囲のリフォームではなく、今気になる箇所の修繕に留めること。
お子さまが独立後に、改めてご夫婦が暮らしやすいように手を加えた方が、将来的な暮らしやすさがアップしますよ。

◆長く一緒に暮らすなら、同居のタイミングで手を加えるのが安心

将来的な介護、子育てのサポートなどを見越して二世帯同居を始めるなら、入居前にある程度リフォームしておく方が暮らしやすくなりますよ。
これから同じ家に住むとはいえ、生活リズムや習慣は親世帯と子世帯で大きく異なるもの。お住まいになった後から「こうしておけばよかった」と思っても、住んでいる状況ではなかなかリフォームに踏み出せない方も多いのです。そのため、同居が決まった段階から計画を練るのが、お互いにストレスなく暮らせるポイントになります。

◆仲良く暮らすために重要なのは「生活動線の独立」

二世帯同居がうまくいくかどうかは、プライバシーの確保が大きな鍵になります。
ここでは、そのためのアイデアをご紹介します。

● 水回りはできれば分けるのが理想
料理・入浴・洗濯など、生活リズムの違いが出やすい部分こそ、同居するとストレスにつながりやすい場所です。
例えば、親世帯はリタイア後で生活がゆったりしている一方で、子世帯は共働きで帰宅時間が遅くなることもあります。
一つのキッチンや浴室を共有すると「先に使っていいのかな」「音が気になるかな」と、双方が遠慮し合う場面も増えがちです。
水回りを分けておくことで、程よい距離感が保ちやすくなりますよ。

● 1階と2階で世帯を分けるケースが多い
既存の家を活かす場合、“1階=親世帯、2階=子世帯”という分け方が一般的です。階を分けるだけで、生活音や気配が気にならないという声も多く、友人を招きやすいなどメリットは多くあります。

◆大規模リフォームをするなら、建て替えの検討も

実家の構造や築年数によっては、リフォームが大がかりになることもあります。
特に、水回りの増設や、上下階の生活空間を大きく変える場合は、リフォームより建て替えの方がトータルで費用を抑えられることも。
こうした費用面は、家の状態を見てみないと判断が難しい部分です。
イタヤでは、リフォームも新築もどちらも対応しているため、双方の視点から「お客さまのご希望を叶えつつ、負担の少ない方法」を比較しながらご提案できます。

◆家族みんなが心地よく暮らせる同居計画を

二世帯同居は、距離が近いからこそ、小さなストレスも生まれやすい一方、双方が助け合いやすい暮らし方でもあります。
ご実家をリフォームして同居する際は、ご家族の生活スタイルや将来のことまでイメージしながら、事前にリフォームや建て替えを検討してくださいね。

「どこまでリフォームすべき?」
「建て替えた方がいい?」
そんな疑問があれば、どうぞお気軽にイタヤリフォームへご相談ください。
それぞれのご家庭に合った形を、一緒に考えていきます。